「離れて暮らす高齢の両親は、2人で生活していました。しかし、母の足が弱り、日常生活を送ることが難しい状態に...。兄弟での話し合いの結果、2人とも、同じ施設に入所してもらうことにしました。しかし、足腰の元気な父は猛反対。入所後も、ストレスを感じているようです。娘として、この選択が正しかったのか、心を痛める毎日です」
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■父は施設入所に大激怒。私たちは罪悪感にかられ...
父と母を二人で同じ施設に入れることにしたのです。
できることなら、父と母の住まいのそばの施設に入れてあげたかったのですが、私たち兄弟で洗濯などのお世話をするため、兄の住まいの近くにある施設に入所してもらうことになりました。
しかし、それを知った父は激怒しました。
「自分はそんな施設に入る必要はない!」と。
確かに父も体の不調はいくつか抱えていたものの、基本的には元気なのです。
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それは私たち兄弟もよく分かっていました。
でも、母が家事をすることのできない状況になった今、生活が厳しいのは目に見えています。私たちにとっても苦渋の決断でした。
母も、父をなだめようと頑張ってくれましたが、父は最後まで納得しませんでした。
半ば強制的な形で、施設に入所させる形になってしまい、みな罪悪感にかられています。
施設に入って少し経ちましたが、まだ足も丈夫な父にとっては、小さな施設の外に出ることができないことも、自由に行動できないことも、病人扱いされることも、本当にストレスなようです。
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何かにつけて施設の方に「外に出せ」と要求し、困らせていると聞いています。
本当にこの決断で良かったのか、父と母にとっての幸せとは何なのか......。
もっと良い選択肢があったのではないかと、心を痛める日々です。
せめて父と母が喜んでくれるように、退屈しないように、なるべく施設に通おうと思っている私です。
※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。
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