「2年半前に母を亡くした父。父は母が大好きでした。父にとって母がいない残りの人生なんて、悲しみしかないでしょう。娘としてそんな父が心配でしょうがありません...」
■母の死後、「いつ死ぬかわからない」が口ぐせの父
2年半前、母が亡くなりました。
母の病気発覚から3年9カ月、献身的に母を支え続けた父にとって、母を失ったことは大きすぎました。
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父は母が大好きでした。
母が亡くなって1年目は、父の前で母のことを話すと父がすぐに泣いてしまうから、母の思い出に浸ることすらできませんでした。
父にとって、母がいない残りの人生なんて、悲しみしかないのでしょう。
父は昔から歴史が好きでよく本を読み、大河ドラマを好んで見ていましたが、母の病気が発覚してから現在も本を読む気になれない、ドラマを見る気になれないと言っています。
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特にこれといった楽しみもなく、お酒も飲まず、タバコだけは吸っている...という状態です。
私が実家に帰るときは父と2人で外食するようにしているのですが、たわいのない会話をしていても父は口を開けば「お父さん、そんな長生きできない」「いつ死ぬかわからないで」ばかり。
そして、死んだらああしろ、こうしろというのが口癖のようになっています。
このようにネガティブな発言ばかりの父を見ていると、何か楽しみを見つけてくれないかな?と思うのですが、当の本人はそんな気もなさそう。
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ただ、一日一日重ねていくだけの日々で、娘としては心配になります。
これが父と母、逆の立場だったら、母は父の死後も何かを見つけ、それなりに人生を歩んだと思うのです。
ですが、父はなかなかそうはいきません。
でも、そんな父に母が唯一残してくれたものがあります。
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