「20年以上前、会計事務所でパートを始めました。ある日、代表の会計士と2人きりで昼食に誘われたのです。断っても強引に連れていかれたのは料亭の個室...。20代の私からすれば、60代の代表は父親よりも年上の『お爺さん』。警戒心もありませんでした。しかし、食事も終わり、コーヒーを飲んでいると...」
「あの先生、誰にでもよ」個室で手を握られ...「父親より年上」のセクハラ会計士の末路とは<前編>
その年代の男性にそんな気持ちがあるなんて...
もう20年以上前、私が20代後半の頃のことです。
第一子が幼稚園に通い始め、少しでも家計の足しにとパートを始めることにしました。
採用されたのは会計事務所で、週3日、1日5時間の勤務でした。
主な仕事内容は電話番とお茶くみ、掃除などで、時給は安かったのですが、楽な仕事だったので不満はありませんでした。
入った当初、事務所代表の60代の男性会計士の他、パートは古参の50代女性と私と同世代の女性がいました。
会計士は1日事務所いることは珍しく、繁忙期以外は午後から数時間顔を出す程度。
シフトは常にパートが2人ずつ入るようになっていたので、パート同士おしゃべりをする機会は十分にありました。
仕事を始めて1カ月ほどたった頃のことです。
たまたまその日は一緒に入るパートさんが風邪で休んだので、私1人でした。
すると、昼前に出社した代表からお昼ご飯の誘いを受けました。
私はいつもお弁当を持参していたので断りましたが、しつこく誘ってきます。
「お弁当は家に帰ってから食べればいい。もっといいものを食べさせるから」
そう言って強引に連れていかれたのは、個室になっている料亭でした。
行きつけの店らしく、女将におまかせのランチを頼み、昼からビールを注文していました。
当時私はほとんどお酒が飲めなかったので断ったのですが、「1杯くらい大丈夫」とこれも強引に注がれました。
20代後半だった私から見ると、60歳を過ぎた代表は自分の父より年上でお爺さんのようにしか思えませんでした。
警戒心もなかったのですが、食事が済み、コーヒーを飲む頃になると、向かいの席から隣へにじり寄ってきたのです。
とても驚きました。
当時はその年代の男性に、性的な感情があることすら想像していなかったのです。
握られた手をやんわりと払い、そんな気がないことを作り笑いでなんとか乗り切りました。
それ以上しつこくはしてこなかったのですが、店を出たときは何を食べたか思い出せないほどぐったりしていました。
次の出勤日、古参のパートさんと一緒になり、その日のことを相談しました。