「仕事で帰りが遅くなったある日、くたくたに疲れて自宅に戻ると、玄関にチェーンがかかっていて、開きません。1時間もチャイムを鳴らしても夫はドアを開けてくれません。ドアの隙間から耳を澄ませてみると、夫のいびきが...! 翌日もまた仕事です。そしてもうすぐ夜中の12時...。途方に暮れた妻が取った行動とは...?」
「お願い、開けて!」家に夫がいるはずなのに、深夜に締め出された妻...! まさかの結末は<後編>
もしかしたら、具合でも悪いのかも...。いや、好きな人でもできたのかも...
こうなったらネットカフェかホテルに泊まるしかありません。
「私は悪くないのにネットカフェで過ごすのは嫌だ、せっかくだから隣の駅に新しくできたビジネスホテルに泊まって、料金は夫に請求してやろう!」
そう思い、自転車でビジネスホテルに向かいました。
新しいビジネスホテルはきれいで快適でしたが、心がモヤモヤして落ち着けません。
眠れず備え付けのタブレットで遊んだりもしましたが全然楽しくありません。
静かな部屋で1人でいると余計なことを考えてしまいます。
もしかしたら夫は寝ているのではなく具合が悪くて動けないのかもしれない...もしかしたら他に好きな人ができて、私のことを家に入れるのが嫌になったのかな...。
気になって夫の携帯にかけてもメールをしても返事はありません。
何でこんな目に遭うのかという怒りと、何か深刻な事態が起きているのではという不安が混ざりあってまったく寝付けませんでした。
ここのビジネスホテルは朝食ビュッフェがおいしいという評判だから、明日は早く起きて朝食を楽しもう、だから早く寝なきゃ!
そう思って寝る努力をしましたが、眠ろうとすればするほど寝つけませんでした。
そしてうとうとし始めた朝の6時ごろ、ようやく夫から電話がありました。
「ごめんね~寝てたよ、本当にごめん。まったく気付かなかった」
やっと眠くなったとき寝ぼけた声で謝る夫に怒りが爆発!
「なんで気付かないの! 1時間以上もチャイム鳴らしたのに、バカじゃないの! どんだけ鈍感なの!」
夫に悪気がないとわかりつつもつい電話口で怒ってしまいました。
夫はびっくりして「そんなに怒るなよ~」と言っていました。
その後、何とか仲直りできましたが、少しでも睡眠時間を確保するために結局朝食ビュッフェをあきらめ、そのまま会社に行きました。
ちなみにこの事件以降、我が家のチェーンが使われることはなくなりました。