■「最後に笑うのは誰か見せてやる」と息子のたくましい言葉が...
炎天下で勘弁してほしいのですが、覚悟する私。
「うちのお兄ちゃん、いい学校入ったでしょう。でもさぁ成績が下のほうで、しょっちゅう呼び出しよ! うちもお宅みたいに偏差値の低い学校入れてトップにいればよかったわぁ」。
想定内です。
私は必死に笑顔を作ります。「アハハ......うちの子偏差値低い学校なのに、成績悪いけどね」と言うと被せるように続きが。
「まぁ、人に『どこの学校なの?』って聞かれるけど、順番まで聞かれないから恥ずかしくはないんだけどさぁ」
そこまで言う? ...想定外でした。
私はあの時笑えていたのでしょうか...。
真顔になるのも悔しいです。
自分のことはいいのですが、息子の事をいわれると、どうにもこうにも誰にも言えない悔しくモヤモヤした思いが湧いてきて、私はどうしようもなくなって、この話を息子にしてしまいました。
するとどうでしょう?息子は笑ってこう言ったのです。
「ふふっ......今の世の中、猫も杓子も大学大学って、所詮どこの馬の骨か分からない社長に使われて、ハゲて終わるんだよ。最後に笑うのは誰か見せてやる」。
なんだか、息子をとてもたくましく感じました。
残念ですが、息子が年を重ねてから「最後に笑う」のであれば、その勇姿は見れそうにありません。
ただ私は息子のこの言葉を信じて生きていこうと決めました。
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